IoTとは「Internet of Things」の略であり、日本語に訳すと「モノのインターネット化」と呼ばれる言葉です。
このIoTが、昨今のIT業界で注目を集めています。
IoTの代表例としては、家電製品をインターネット環境に接続することが挙げられるでしょう。
現代では、外にいながら自宅のカギの開け閉めや空調管理ができたり、そうした環境を想定して家が建築されたりしています。
そのほかにも、医療や農業、教育、交通といったさまざまな分野で、IoTの導入が進められているのです。
それに伴ってIoTエンジニアの活躍も期待されており、期待はどんどん大きくなってきています。
これまでネットワーク環境と関わりなかった分野へ、新たにネットワーク環境や設備を導入することで、より豊かな生活の提供が実現できるようになりました。
あらゆるものがIoTの対象となり、新たなビジネスを生み出す土壌となるのです。
一方、これまでにない取り組みで、エンジニアに要求される知識やスキルも特殊になっています。
プログラミングだけでなく、家電製品の回路や建築についての知識がなければ、実際に家電や建築物へのIoTの導入方法は模索できないでしょう。
そもそもどの分野にIoTの可能性があるかを考えるには、既存の概念にとらわれない柔軟な発想力が必要です。
多彩な知識と経験を兼ね備え、かつそれを柔軟に使いこなせるエンジニアがIoT時代に求められています。